LinuxからPushBulletでメッセージを飛ばす

経緯

自前でサーバを稼働させていたりする場合などで、自分のLinuxマシンからスマートフォンなどに通知を送りたい場合がある。

たとえば、自宅でRaspberryPiでNASやDLNAのサーバを作動させているが、サーバを再起動したときや、何か異常が発生した場合などにすぐにそれを知ることができれば便利なのだ。

そこで、PushBulletを使ってとっても簡単な通知を行う。

PushBulletのアカウントを作成

すでにPushBulletを使用している人は不要。ただ単純にアカウントを作成して、push通知が受け取れる状態になっていれば良い。

PushBulletのAPIキーをメモる

PushBulletのサイトにアクセスしてログインし、画面左のリストから「Setting」を選択する。

表示される画面に「Access Token」が表示されているので、そこに表示されているキーをどこかに控えておく。

Linuxにpushbullet-bashをダウンロードする

PushBulletの通知を送るにはJSONでデータ構造を作ってWebのAPIを叩くだけなんだけど、それを便利にこなしてくれる「pushbullet-bash」というツールがあるので利用させてもらう。

Linux環境にgitがなければ、まずgitをインストールする。

gitが使えるようになったら、任意のディレクトリで以下を実行(※)する。

※2015/12/02現在。リンク切れなどあれば「pushbullet-bash」でググってください。

# git clone https://github.com/Red5d/pushbullet-bash.git

これでカレントディレクトリにpushbullet-bashというディレクトリができる。

pushbullet-bashを設定する

設定ファイルとして~/.config/pushbullet を作成し、下記の1行を記載する。

PB_API_KEY=(控えておいたPushBulletのキー)

通知をPushしてみる

あとはコマンドを叩くだけなのです。次のコマンドを実行してみましょう。

# ./pushbullet-bash/pushbullet push all note Pushテスト Pushのテストです。

これで「Pushテスト」という件名で「Pushのテストです。」という内容をpushできます。自作のShellスクリプトなどから叩いてあげてください。

pushbulletコマンドを単体で実行すると、オプションが見られるので工夫してみてください。コマンドラインで叩くので、スペースを含む内容やコマンドの戻り値などをPushする場合は””(ダブルクォート)でくくるなどの工夫が必要です。