USBメモリをMacの起動ディスクにする(10.9以降)

経緯

仕事で複数のMacOSバージョンの環境を準備することがあったので、OSのクリーンインストールを便利にするための方法をメモ的に記録しておこうかと思います。

必要なものたちを入手する

  • OS Xのインストーラ(Install OS X Mavericks.appなど)
  • USBメモリなどのストレージ

まず、正当な方法でOS Xのインストーラを入手しましょう。

次にUSBメモリ(8GB以上)を入手します。16GBとか32GBとかを使えば複数のバージョンのインストーラを一つのUSBメモリに含めることもできます。

USBメモリを区分けする

インストーラディスクにするストレージを装着します。

次にディスクユーティリティでUSBメモリを消去します。Macに標準で入っているディスクユーティリティを起動して、装着したUSBストレージを消去します。

  • 設定はMacOS 拡張(ジャーナリング)にする
  • ラベルに良さげな名前をつける
    • ラベルには「Install OS X 10.9 Mavericks」とか「何」を「インストールする」のかがわかる名前にしてください。「Mavericks」のみなどの名前をつけるとあとでこれを使ってOSのインストールなどをするときに間違いの元になります。
  • 容量は4〜5GBくらいにする

インストーラを作る

コマンドターミナルを起動して以下を実行します。インストーラ(Install OS X Mavericks.appとか)と対象のストレージ(Untitledとか)は実際のパスに適宜読み替えのこと。

# /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Untitled --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app --nointeraction

起動イメージが書き込まれるまでちょっと時間がかかるので、お茶でもすすっておとなしく待つ。5分くらいだと思う。

書き込みが終われば、アンマウントしてUSBストレージを取り外して終了。

使ってみる

クリーンインストールをしたいMacを用意して、このUSBメモリを挿し、「option」キーを押しながらMacを起動する。optionは起動ディスク一覧が画面に表示されるまで押さえ続ける。

すると、USBのインストーラのパーティションが表示されるのでそれを選択すると、Macのインストーラが起動するので、そのまま進めればOK。

LinuxからPushBulletでメッセージを飛ばす

経緯

自前でサーバを稼働させていたりする場合などで、自分のLinuxマシンからスマートフォンなどに通知を送りたい場合がある。

たとえば、自宅でRaspberryPiでNASやDLNAのサーバを作動させているが、サーバを再起動したときや、何か異常が発生した場合などにすぐにそれを知ることができれば便利なのだ。

そこで、PushBulletを使ってとっても簡単な通知を行う。

PushBulletのアカウントを作成

すでにPushBulletを使用している人は不要。ただ単純にアカウントを作成して、push通知が受け取れる状態になっていれば良い。

PushBulletのAPIキーをメモる

PushBulletのサイトにアクセスしてログインし、画面左のリストから「Setting」を選択する。

表示される画面に「Access Token」が表示されているので、そこに表示されているキーをどこかに控えておく。

Linuxにpushbullet-bashをダウンロードする

PushBulletの通知を送るにはJSONでデータ構造を作ってWebのAPIを叩くだけなんだけど、それを便利にこなしてくれる「pushbullet-bash」というツールがあるので利用させてもらう。

Linux環境にgitがなければ、まずgitをインストールする。

gitが使えるようになったら、任意のディレクトリで以下を実行(※)する。

※2015/12/02現在。リンク切れなどあれば「pushbullet-bash」でググってください。

# git clone https://github.com/Red5d/pushbullet-bash.git

これでカレントディレクトリにpushbullet-bashというディレクトリができる。

pushbullet-bashを設定する

設定ファイルとして~/.config/pushbullet を作成し、下記の1行を記載する。

PB_API_KEY=(控えておいたPushBulletのキー)

通知をPushしてみる

あとはコマンドを叩くだけなのです。次のコマンドを実行してみましょう。

# ./pushbullet-bash/pushbullet push all note Pushテスト Pushのテストです。

これで「Pushテスト」という件名で「Pushのテストです。」という内容をpushできます。自作のShellスクリプトなどから叩いてあげてください。

pushbulletコマンドを単体で実行すると、オプションが見られるので工夫してみてください。コマンドラインで叩くので、スペースを含む内容やコマンドの戻り値などをPushする場合は””(ダブルクォート)でくくるなどの工夫が必要です。